虫歯の治療では歯を削ったりした場合に、そのままの状態にせずに人工の歯をかぶせることがあります。一般的には、差し歯とか被せ物といわれていますが、歯を修復するものをまとめて「クラウン」といいます。大きな虫歯の治療をしたり、歯の根の治療をした場合には、被せ物治療が行われます。ここでは、歯の被せ物治療について解説しますので、参考にしてみてください。
虫歯が神経にまで達していない場合は、虫歯になっている部分を削り取って、その上から被せ物を装着し完了です。虫歯が神経にまで達してしまっている場合は、以下のような治療の流れになります。
※虫歯が1本のみで軽度な場合は、1回の治療で終了しますが、症状によって通院回数2~3回、期間2週間前後かかります。お口の中や虫歯の状況により治療方法、治療期間、通院回数は変わります。
歯の被せ物は、金属冠と前装冠の2つに分類され、それぞれにメリットがあります。各種類ごとのメリットは、次のようになります。
素材として銀を選択すると、保険が適用され費用が安く抑えられます。銀は金属なので強度と耐久性に優れていて、欠けたりしないで長持ちします。
オールセラミック素材のものは審美性に優れていて、天然の歯と変わらない仕上がりになります。歯の先端の透明感は天然の歯とほとんど同じです。オールセラミックは表面がツルツルしていて歯垢や歯石が付きにくく、何年経過しても黄ばんだりしません。また、オールセラミックの被せ物は歯の裏側に金属を使用していないため、歯茎の黒ずみや金属アレルギーの心配はありません。
熱を伝えやすく、しみて痛むことがある
見た目が悪い
汚れがつきやすい
いかがでしょうか。歯の被せ物治療について簡単にご説明させていただきました。歯の被せ物治療をお考えの方は、一度歯科医院で診察を受けられることをおすすめします。