歯の根っこ(根管)の治療

根の治療、いわゆる根管治療は、痛みを伴い時間がかかるものです。
根管治療では歯の根の消毒しますが、歯の寿命を左右する大切な治療です。
そのため、歯を残すためにしっかりと治療することが必要となります。

ここでは、基本的な根の治療法について解説しますので、参考にしてみてください。
 

根の治療の流れ

  1. 麻酔
  2. 神経が生きている場合、患部に麻酔をして痛みを感じなくします。

  3. 歯髄(歯の神経)を露出させる
  4. 歯に穴を開けて、歯の内部にある神経や血管のまとまりである歯髄を露出させて削り取ります。同時に虫歯になっている象牙質の部分も完全に除去します。

  5. 根管の掃除と洗浄
  6. 根管の中をきれいにした後、まち針のような形をした器具で歯髄を除去していきます。すべてきれいに取り除いた後で、虫歯菌が残らないように薬剤を使って洗浄します。

  7. 根管に薬剤を入れて仮の封をする
  8. 根管の掃除と洗浄が終わった後に、根管の中に薬剤を入れて細菌が入らないよう仮の封をしておきます。
    根管は1回薬剤 を詰めただけではきれいにならないので、何度か薬剤を交換する必要があります。1 週間お きくらいに薬剤を交換します。

  9. シーリング剤を詰めて完了
  10. 根管の中がきれいになったら、細菌が入らないようにシーリング剤で密閉して治療完了です。

 

根の治療のメリット

根の治療をしないと感染が広がって、腫れや痛みが出てきます。
さらにひどくなると、歯を抜かなくてはならなくなります。
また、口腔内のトラブルだけでなく、リンパ節が腫れたり熱が出て全身へと症状が広がっていくことがあります。

放置していても治ることはないので、根の治療をすることでこれらの症状が出るのを避けることができます。
 

根の治療の注意点

仮のふたは材質の関係上固まるのに半日ほどかかるため、ふたのある側で食べ物を咬まないようにしなくてはなりません。
治療した直後だと、固いものを噛んで歯や根が折れたりしやすいので注意が必要です。
破損の状態がひどい場合は、抜歯しなくてはならないこともあります。
被せものがある側では固い物は噛まないようにする必要がります。

 

川口駅前マツモト歯科の歯の根っこの治療のまとめ

いかがでしょうか。根の治療がどういうものかについて簡単にご説明させていただきました。
根の治療をお考えの方は、早めに当院でご相談されることをおすすめします。